ディスカッション―Circle of Class

Circle of Class(サークル オブ クラス)は不動産事業の次世代ビジネスモデルをテーマに、業界を代表する皆さまと
意見交換をするコミュニティサークルです。
以下は過去に行われたCircle of Classのディスカッションの模様です。

disccusion

都心型狭小住宅シリーズ「クラスNeo」の将来像

Member

中野渡 利八郎

中野渡 利八郎

(株)東京組代表取締役社長

設立当初は建売業者の建物を中心に設計・施工を手がける。「東京組で作れば売れる」と評判になり、城南エリアの建売は東京組一色に。 現在はエンドユーザーからの注文が多くなる。用賀の世田谷ビジネススクエア22階23階に展示場とオフィスを併設。

宮脇 康起

宮脇 康起

宮脇康起/設計事務所

東京工業大学建築学科卒業
わかやま木の家コンテスト2009年
優秀賞受賞
「クラスNeo六本木」設計

竹内 巌

竹内 巌

竹内巌/ハル・アーキテクツ一級建築士事務所

法政大学工学部卒業建築学科卒業
リチャード・ロジャース・パートナーシップジャパン、アーキテクトファイブ、城戸崎研究室を経てハル・アーキテクツ一級建築士事務所設立
「クラスNeo神宮前」設計

伊藤 暁

伊藤 暁

伊藤暁建築設計事務所

横浜国立大学大学院修了
aat+ヨコミゾマコト建築設計事務所を経て伊藤暁建築設計事務所設立
首都大学東京非常勤講師
東洋大学非常勤講師
「クラスNeo赤坂」「クラスNeo西小山」設計

舟積 一洋

舟積 一洋

(株)クラス代表取締役社長

東急リバブル取締役退任後、株式会社クラスを立ち上げる。
投資家、一般法人の不動産コンサルティングを中心に活動。
不動産経営者や営業マンに対する研修、雑誌のコラム執筆と幅広く活躍。

鈴木 利充

鈴木 利充

(株)クラス 常務取締役

法政大学卒業後、東急リバブルに入社、流通部門の営業推進スタッフに従事。
その後、株式会社クラスに参加。
現在はクラスの担当として設計、建築の窓口を行う。

鈴木
本日はお忙しいなかお集まりいただきありがとうございます。本日のテーマはクラスが手がけております、都心型狭小住宅シリーズ「クラスNeo」について、今まで企画に参加していただいたみなさんに今後の展開や将来像についてご意見を伺いたいと思います。
伊藤
私は現在建築中の「クラスNeo赤坂」を設計しました。場所は赤坂の雑踏から少し入った静かな住宅地です。土地は22坪とNeoシリーズにしては大きいので、3階建がしっかり入ります。この物件は道路側と、裏側からの二方向からのアプローチを重視しました。3階ともに大きな窓を設置することで、二方向からの広がりと明るさを確保できました。間取りは、かなり変わっているとおもいます。主寝室も変形していますが、住む方の個性が生かせる空間にできたと思っています。
舟積
この物件は今までに3組の方が検討してくれましたが、間取りのことはみなさん何も言わなかったですね。ここまで凝るとどこに文句をつけていいのか分からないということですかね。(笑)
宮脇
私は「クラスNeo六本木」の設計にたずさわりました。六本木交差点から徒歩3分という素晴らしい立地です。最初は土地面性が9.5坪と聞いてびっくりしました。しかし700%という容積率を生かして高さによるリッチな空間を創造しました。建物の中央にらせん階段を作り、各階には段差をつけ縦も横も仕切らない4層の空間を造ることに注力しました。事務所兼用で使う方もイメージして水回りは上層階に設置しています。着工はこれからですが、私自身も建物が建つのが楽しみです。
鈴木
六本木のネオンが見える屋上は楽しみですね。ターゲットは若い実業家という感じでしょうか。当社ではこの物件にキャッチコピーをつけました。「三次会は俺んち」どうですか(笑)
竹内
まだ、プランを煮詰めている段階ですが、「クラスNeo神宮前」を設計しています。場所は表参道から10分くらいで神宮3丁目交差点からすぐのところです。土地は20坪と大きさとしてはちょうど良く、地型も正形で大変いい物件だと思います。人気のエリアなのでお洒落な建物を意識して設計しています。
伊藤
チョッと中心部から外れますが、西小山で土地面積12坪のNeoシリーズを設計しています。駅から3分くらいで、商店街の終わりという感じの場所です。この物件は地型が正形でいろいろなパターンが考えられますが、斜線との戦いです。企画としては、斜線をプラスに考えたデザインしようと思っています。そのため3階は独特のスペースが生れました。一つの空間ですが、傾斜した屋根の下に段差をつけ隠れ家のようなスペースとしたことで、部屋が2つつながっているように見せることに成功しました。3畳でも部屋として成り立つというのは僕の持論です。
中野渡
ずいぶんいい場所ばかり仕入れているね。確かに昔は賃貸から中古マンション、最後に庭付き一戸建というのがサクセスストーリだったが、日本の住宅事情は変化しており、建売に対して抵抗のない若い人が賃貸からいきなり戸建というケースが増えているよね。狭小住宅なら、土地代金も安くなり、若い人でも手が届くようになる。そう考えると時代のニーズに合った面白い企画だと思うよ。小さいから建築する方は儲からないけどね。(笑)
舟積
建築家のみなさんや東京組には大変お世話になっています。土地が小さいので建物プランに満足するまで時間がかかり、打合せ回数が多くなります。建築も狭いところに作るので余計な手間もかかると思います。当社の一般的な建売の場合、建物の坪単価は60万円前後が目安ですがNeoシリーズの場合、坪80万円前後、「クラスNeo六本木」は坪100万円を超えました。ですから一般的な建売とは違うのです。そこをどうやって認知してもらうかが課題です。
竹内
広告等でお客様に紹介する図面は空間を分かってもらえることが大切だと思います。平面図だけではどうしても狭さだけが際立ってしまい、我々の工夫が見えづらくなります。完成前の物件はiPadなどを使って中のイメージ見せることで空間の広がりやこの家に対する生活の夢が芽生えるのではないでしょうか。
中野渡
小さい家の問題は中古になった時にいい価格で売れるのかということだね。自分達のイメージで満足しても、次に住む人も、その次に住む人も気に入るような設計でなくてはいけない。例えば、今は駐車場はいらないが、次の人は駐車場がどうしても必要かもしれない。リフォームでそれが可能なように考えておくことも大切だと思うよ。
宮脇
将来像という意味では、住宅業界にとって必要な企画だと思います。大きな土地を細かく分割するということではなく、使い道が限られていた小さな土地に生命を与えるというか、付加価値をつけるというか。とてもいい考え方だと思います。今後、容積緩和、高さ制限の緩和が行われるとさらに都心部の土地は生きてくるとおもいます。
舟積
ありがとうございます。これからもみなさんのご協力をいただき、都心型狭小住宅クラスネオシリーズを広く展開していきたいと思います。

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